2011年12月9日金曜日

体験塾2011年最終回

12月4日は、今年の体験塾の最終日でした。全20回(特別プログラムを入れると25回くらいでしょうか)という長いプログラムでしたが、みなさん最後まで参加して下さり、ありがとうございました。

最終日、前半行ったのは「味噌の仕込み」。畑で採れた青大豆3.5kgと昨年の体験塾で収穫した米を使った麹4.5kgを使った手前味噌です。まずは、前日から煮ていた大豆と3分づきの米麹を味見。どちらもとっても甘く、その美味しさに「この材料で作る味噌が美味しくないはずがない!」と意欲も高まります。大勢で行ったため思いの外早く、約1時間で作業は終了し、あとは麹や乳酸菌などの微生物が美味しい味噌に仕上げてくれるのを待つばかりです。今回仕込んだ味噌、出来上がりは来年の秋の予定。来年の収穫祭にはみんなで味わうことができるのではないかと今から楽しみです。

午後からは、「稲わら細工」。正月用のしめ縄をつくりました。前回の納豆づくり同様、お米の生産の際に生まれる副産物の活用です。木の棒で打って柔らかくしたわらを水で湿らせ、束をつくって編んでいきます。円座になって雑談しながらこういった作業をする時間は、本当はとても貴重なものなのでしょうね。昔の農家さんなら、いろりを囲んで行ったのでしょうか。

それぞれ、新しい年を迎えるにふさわしい立派なしめ縄を完成させたところで、今年の体験塾は終了。最後にこれまでの学びの振り返りをしました。みな、初めての体験が多く、聞いて驚いたこと、やって感動したこといろいろだったようです。今年は、作物栽培や保存食加工はじめ、体験塾で行ったことを自分の生活の中でも実践している方が多く、嬉しい限りです。今後も、参加した皆さんと連携して、豊かな生活をつくっていければ、と思っています。
冬場は凍りつきそうなコモンハウスですが、1月には番外編で豆腐を作ったり、酒蔵を見学したりと楽しい企画を用意して待っています。
来年また元気でお会いしましょう!